義務はなくても申告すると得な場合  アメリカの確定申告  義務 

 義務はなくてもタックスリターンを申告すると得な事もある ❕

ー 申告義務がない場合でも、給与や年金等で税金を源泉徴収の形での前払いしている場合はタックスリターンをしないと返金が受けられない。

ー マイナスの税金: 税金の最低額はゼロと思いがちだが、アメリカではゼロのからまだ下がる。つまり税金を払ってないのにリファンドを受けられる事がある。政府から低所得家族への恩恵EIC  (下記 *1) が1家族に最高額 $6,728 (2021年度) 支払われる。その他には CTC が子供1人当たり (下記 *2)  $3,600 ~ $3,000 。 また、大学学費クレディット (下記 *3)  $2,500も受けられる場合ある。 

ー 2020~2021年は申告をした者にはコロナ経済対策給付金が支払われた。 (下記 *4)

ー 日本の年金をアメリカで受給する場合は、タックスリターンによって米国居住者という証明を受けられる。


EIC  (*1) Earned Income Tax Credit

上記の例の様に、税金を払ってないのにタックス リファンド(返還金)をもらうことがある。これは、低所得の家族に対する政府の福祉優遇支払い がタックスリターンによって支給されるためである。

2015年度からはカリフォルニアやコロラド州など、州からも同じような福祉優遇支払いが始まったので、これらの’州の住民は更なる多額のタックスリファンドが受けられる。

CTC (*2)  Chile Tax Credit

2021年度に限ってのチャイルド タックスクレディット (子供のいる家庭への恩恵)は過去よりぐっと増え、一人当たり、5歳以下 $3,600、  6~17歳以下 $3,000 支払われる。  (家族の収入によっては減額。)

Education Credit (*3)

大学生の学費補助のための政府の支払い。このクレディット申請に必要な授業料証明の IRSのフォーム ( Form 1098-T )  は子供に送られてくるので親は見過ごしやすい。 授業料返還として最高$2,500までの支払いを受けることができる(両親の収入によっては減額される)。

コロナ対策給付金 Stimulus Payment (*4)

コロナによる経済補助処置としてとして2020年春、各個人に$1,200 (子供 $500) ,また追加として2021年1月に$600, 3月に$1,400 の支払いがあった。アメリカ居住者で一定以下の収入であったにも関わらず、この支給を受けなかった場合はタックリターンを申告することによって、支払うが受けられる。  日本に帰国した者も、永住権を維持している者はこの対象となる。 

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