FAFSA 米国 全大学共通 奨学金(学資補助) 申し込み書
(2022年秋入学生 10/1/2021 申し込み開始!)
奨学金の種類
⦁(A) Merit Scholarship (大学、企業、団体、個人等が条件に合う特定の学生に給付)
⦁(B) Financial Aid, Grant (国、州、各大学が学生の経済事情によって給付)
アメリカの大学 奨学金の中で大きな割合をしめるのが(B) のファイナンシャルエイドである。この返済義務のない 給付型 補助金は成績などには全く関係なく、本人と親の経済状況のみで決定される。FAFSAの内容により、支払い能力が計算され、支給額が決められる。 国と州の支払額限度以上の額については各大学のファンドから給付される。家庭の支払い能力があまり低くない場合は、学費の一部が貸与型のエイドとなる。
大学によっては全学費以外に寮や生活費もこのエイドで全額支払われることも多い。つまり全く無料で大学に行けるわけである。 国や州の給付金以外に、私立大学ではこのエイド基金が豊富で、家族の収入が$65,000以下の場合はエイド額が学費と生活費の100%となる大学も多い。有名私立大などでは10万ドル以下の所得の家庭には授業料以外の費用も一切免除という場合もある。
このファイナンシャルエイド、学資補助制度を受けるための申し込み用紙が FAFSA (Free Application for Federal Student Aid ) である。2022~2023年度の申請の主な要素は家族構成と2020年のタックスリターン (確定申告)の所得である。
ほとんどの大学は5月初旬に合格発表が行われる。この通知と共にファイナンシャルエイドの額もアワードレターで知らされる。===> アワードレターのサンプル
申請内容と、タックスリターンによる家族構成や所得が一致していないと審査が遅れ、エイドの額が決まらないまま大学を決めないといけないことになりかねない。エイドの額によって実際にいくら親が払うのかが判明するので、その時点でどの希望校に進学するか決めることができる。家庭の所得と試算によって実際には授業料の高い大学の方が、低額の大学より実費が少なくて済むこともある。 === > <意外な実際の学費負担額> のページに移る。
FAFSA(大学奨学金、学資エイド)申請サービス
2022~2023年度の申込みは2021年10月1日から始まった。申告で要求されるタックスリターン(確定申告)は 2020年度となる。現在の経済事情が対象確定申告年度と大幅に違う場合はご相談ください。申請内容に間違いや記載漏れがあると審査が遅れ、エイドの額がわからないまま大学を決めることになりかねない。
FAFSA申込書の内容:
FAFSA申込みの質問は申請者の家族構成、資産、収入の3部である。 税申告内容をよく理解していないとFAFSAの申請内容とIRSへ出したタックスリターンの内容が一致しなくなり、エイド額が決まらなくなる。
申請注意点
家族:FAFSAで問われる家族がタックスリターンに含まれる所帯と同じとは限らない。
所得:タックス上は課税されない所得もFAFSAでは加えられる性質の収入もある。
両親:タックスリターンで扶養者となる親が必ずしもFAFSAで問われる親になるとは限らない。特に親が離婚や再婚している場合、誰の収入を基準にするかの判断が難しい。
私立大学ではファイナンシャルエイド申請にはFAFSA以外にCSS/Financial Profileも同時に要求することがある。このCSS は FAFSA で問われる収入や資産以外に家族の支出に至るまで詳細に問われる。<お問い合わせページ>