税控除 - アメリカの確定申告
寄付金や医療費は税金の控除になる? 答えはYes&No。 控除には2種(下記 A, B)あり、どちらが多いほうを選べる。(A)Standard Deduction: $12,550 (夫婦$25,100)の定額 (2021年度)(B) Itemized Deduction: 寄付金+医療費の一部 + 住宅ローン利息 + 州税(上限 $10,000)等の合計(A)の一般控除 が (B)より高い場合、医療費や寄付金は結局のところ控除に関係なくなる。 Schedule A*2020~2021年度は例外的に(現金の寄付金のみ) (A) Standard Deduction を選んでも $300 までは控除できる。 |
(B) Itemize Deduction, アイテマイズドできる控除の種類 (2018年度より大幅な変更有り)
一般的な控除としては住宅ローンの金利、寄付金、医療費の一部(㊟1 )、$10,000迄の州税(不動産税 +州所得税(or 消費税)等の合計)
㊟1 医療費: 保険料も含めた医療費合計から調整後総所得の 10% を減額した金額。
例:所得 $100,000, 医療費 $12,000の場合
$12,000 - ($100,000 x 10%) = $2,000 (最終 控除額 $2,000)
スタンダードの控除を選ぶ場合、医療費等が節税になると思いこんで領収書を細かく集めても何の役にも立たない事になる。
㊟ サラリーマンの経費は2018年度から控除がなくなった。